転職するならこの時期!
求人が多くなる時期
まず、3~4月の年度の変わり目は退職者が多いので求人数も多くなります。新卒の看護師が入職するタイミングでもありますので、その時期にあわせて研修を一緒に受けたいと考えて転職する看護師も多いようです。病院側としても人材採用に投資をしやすい時期なので、転職する看護師を受け入れやすいという事情もあります。
次に7月の夏のボーナス支給後のタイミングも求人が多くなります。夏のボーナスを受け取ったうえで退職する看護師が多くなるので、このタイミングで求人が増える傾向があるのです。また、年度が変わるタイミングで転職しようと思ったが、時期を逃したという看護師がこのタイミングで転職することが多いです。
9~10月の前期・後期の変わり目も求人が多くなります。病院経営を1年単位で考えた場合、この時期が期の変わり目となります。そのため病院側としても後期の病院運営に向けた人材確保を強化するタイミングとなりますので、求人が比較的増加する時期になります。
そして、7月と同じく12月の冬のボーナス支給後も求人が増えてきます。夏と同様、ボーナスをしっかりもらった後に退職する看護師が多いためです。また、冬のボーナスをもらったうえで、4月の年度が変わったタイミングで転職するために余裕をもって早めに退職するという看護師が多いようです。新卒の求人とあわせて、4月入職希望の看護師向けに良い条件がそろった求人情報が出てくる時期となります。
転職活動のタイミング
では、実際に転職活動をするタイミングはどこがベストなのでしょうか。やはり、上述の時期にあわせて転職活動をすると良い求人に出会える可能性は高くなるでしょう。しかし転職には時間がかかりますので、実際には転職を希望する時期の2~3カ月前ほどから準備を始めるようにしましょう。
一番わかりやすい時期はやはり4月入職のタイミングになるかと思います。この時期にあわせる場合、求人情報自体は11月後半から12月に出てきますので、早めに準備しつつ求人をチェックしておきましょう。転職しやすい時期であると同時にライバルも多い時期なので、出遅れないように注意してください。
また、転職はするもののボーナスはしっかり受け取りたいと考えるのであれば、支給額が減らないように今の職場の賞与算定期間や賞与支給時期をチェックしておきましょう。算定時期を把握しないまま上司に転職の意向を伝えてしまうと、予想よりもボーナスの額が少なくなってしまう可能性があります。とはいえ、ボーナスの支給額に気をとられすぎて肝心の転職活動が疎かにならないようにすることも大切です。