結婚から復帰したCさん
復職までの道のり
結婚を機に退職したCさん。結婚生活も落ち着いてきたので仕事に復帰しようと考えた際に利用したのは転職エージェントだったそうです。希望を伝え、提示された求人の中でもCさんはなるべく家に近くて、家事に支障が出ない程度に働ける利便性の高い職場を選んだそうです。復職には不安が多く一人だと心細いですが、転職エージェントは面接にも同行してくれるため非常に心強かったとCさんは言います。
また、利便性以外の部分でCさんが重視したのは人間関係だそうです。以前働いていた病院はあまり人間関係が良くなくてストレスだったため、今回はそのような職場を選ばないように慎重に探したとのことです。その結果、面倒見のいい看護師長さんのもとで働くことができ、人間関係も非常に良好だそうです。積極的に相談に乗ってくれるため、たまにプライベートのことも相談するくらいの仲だそうです。そして託児所も併設されているので、今後出産してもこの職場で働き続けようとCさんは考えているようです。
復職には準備が必要
復職の準備を進める際に、仕事探し以外にもやらなければならないことがあるとCさんは言います。それは、基礎知識の再確認など、ブランク期間への対策です。家事と仕事探しで忙しい中でも、Cさんが取り組んでいたのが基礎看護技術の復習です。日常生活援助やバイタルサインの測定など、看護師として基本中の基本である部分ですが、だからこそ一通りしっかり復習することが大切です。復職先の病院が指定のテキストを用意しているのであればそれを使って学習し直すことになりますが、自己学習をするのであればおすすめの書籍があります。
以下に紹介する潜在看護師復職支援テキストは、その名の通り復職を目指す看護師向けに編集された書籍です。写真やイラストが多いので、具体的なイメージを持ちながら復習することができます。
潜在看護師復職支援テキスト―職場復帰に不安を感じている方のために
潜在看護師復職支援テキストは視覚的に理解しながら基礎看護技術を身に付けられるだけではなく、分野別の基礎知識についても学ぶことができます。
効果的に勉強しよう
勉強が大事だとわかっていても、なかなか時間が取れないという人もいるでしょう。そこで、少し工夫をすることで勉強時間を確保しましょう。まず、ポケットサイズのテキストを持ち歩き、家の中に図や表のコピーを貼るなどすれば、合間の時間に確認することができます。また、スマホのアプリを使って空き時間に勉強するというのもおすすめです。これなら出先でも問題ありません。
働き始めた後も勉強を続けるのであれば、職場においてある書籍を利用するのがおすすめです。その職場の理念に沿った内容の書籍が揃っているため、効率的な学習が可能です。